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FX経済指標スケジュール 【2010年11月4日】


2010年11月4日(木)の経済指標です。


昨日の米ドル円は、東京市場が文化の日で休場し、欧州市場でもFOMC(米連邦公開市場委員会)発表を控えて様子見ムードとなったことから、小幅な値動きとなりました。NY時間に入ると、米10月ADP雇用者数が大幅増となったことや、米10月ISM非製造業景況指数が予想を上回り、一時81.50円まで上昇。


その後、FOMC(米連邦公開市場委員会)にて、追加金融緩和の規模が、市場予想(半年で5,000億ドル購入)を上回り、「来年6月までに6,000億ドル(月間約750億ドル)の米国債買い入れ」を行うと発表すると、米ドル円は80.90円付近まで下落。


ただ、一部では大規模な買い入れとの予想も出ていたことから、徐々に買い戻しが入り、終盤は乱高下しながら、81.11円で取引を終えました。




ユーロ円は、ユーロ圏製造業購買担当者景気指数(PMI)の好結果を受けて、一時113.45円付近まで上昇しましたが、FOMC発表時間が近づくと、ポジションの調整や利益確定が行われ112.85円まで下落。


FOMC発表後は、FRB(米連邦準備制度理事会)による資産買い入れが市場予想よりも大規模となることからユーロ買いが優勢となり、最後は、114.61円まで上昇して取引を終えました。





本日の米ドル円は、新規失業保険申請件数の発表が予定されているため、この指標結果に要注目です。ただ、明日は米雇用統計の発表が控えているため、動きは限定的となりそうです。


ユーロ円は、今夜は21:45から、ECB理事会が行われるため、FOMCの声明を受けて、ユーロの金融緩和策からの出口戦略について、発表が行われるのでは、との期待が高まっています。




【2010年11月4日(木) FX経済指標スケジュール】


 重要度:高、 重要度:中
※前回・予想の( )内の数字は、後に発表された修正値です。
※各指標の発表時間は、状況によって変更になることがあります。



< FX初心者必見!主なFX用語を分かりやすく簡単に説明 >

■ 軟調(なんちょう)・・・為替レートがゆっくりと値を下げつつあること(=下落傾向)
■ 堅調(けんちょう)・・・為替相場が徐々に上昇しつつあること(=上昇傾向)
■ 推移(すいい)・・・時間が過ぎていくこと

■ 値を戻す・・・いったん急上昇や急落した後、急変前のもとの値段まで戻ること
■ 円転(えんてん)・・・外貨を日本円に替えること
■ リスク選好・・・景気が良くなりそうだから、積極的に投資を行うさま




参考 : 経済指標カレンダー 【2010年11月】発表予定スケジュール一覧
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