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FX経済指標スケジュール 【2011年3月1日】


2011年3月1日(火)の経済指標発表スケジュールです。


昨日の米ドル円は、リビア情勢の不安からリスク回避の円買いが優勢となり、東京市場は軟調に推移しました。欧州市場では、ユーロ円やポンド円の上昇に連れて小幅に上昇しましたが、上値は重く方向性に乏しい展開が続きました。

NY時間に入ると、シカゴ購買部協会景気指数が1988年7月依頼の高水準となったものの、米個人消費支出や米中古住宅販売保留の件数が市場予想を下回ったことで市場の反応も乏しい展開に。引けにかけても大きな材料はなく、最後は81.80円で終了しました。



一方、ユーロ円もリビア情勢を背景とした円買いが優勢となり、東京市場では112.00円付近まで下落しましたが、欧州時間に入ると、アジア株が堅調で、GLOBEX(シカゴの電子先物取引市場)のNYダウ先物も下げ幅を縮小したことから、リスク選好の流れになり反発。

NY時間に入っても上昇は続き、一時113.34円まで上値を伸ばしたものの、終盤にかけては、NYダウ株価が伸び悩んだことでユーロ円の上昇に歯止めがかかり、最後は112.90円で終了しました。




本日の米ドル円は、今夜のバーナンキFRB(米連邦準備理事会)議長の議会証言では、金融緩和を正当化するのではないか、との見解が多いため、米ドル売りとなる可能性があります。


また、ユーロ円については、米景気回復や米利上げ期待が後退したことで、対米ドルでユーロ買いが優勢とみられています。ただ、バーナンキFRB議長の議会証言では、雇用や景気に慎重な見方を示す可能性が高く、リスク回避の流れに転じる可能性もあるため、慎重な取引をしたいところです。




【2011年3月1日(火) FX経済指標スケジュール】


 重要度:高、 重要度:中
※前回・予想の( )内の数字は、後に発表された修正値です。
※各指標の発表時間は、状況によって変更になることがあります。



< FX初心者必見!主なFX用語を分かりやすく簡単に説明 >

■ 軟調(なんちょう)・・・為替レートがゆっくりと値を下げつつあること(=下落傾向)
■ 堅調(けんちょう)・・・為替相場が徐々に上昇しつつあること(=上昇傾向)
■ 推移(すいい)・・・時間が過ぎていくこと

■ 値を戻す・・・いったん急上昇や急落した後、急変前のもとの値段まで戻ること
■ 円転(えんてん)・・・外貨を日本円に替えること
■ リスク選好・・・景気が良くなりそうだから、積極的に投資を行うさま




参考 : 経済指標カレンダー【2011年3月】発表予定スケジュール一覧
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