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FX(外国為替証拠金取引)のはじめ方 > FX用語辞典 > 経常収支とは?
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経常収支の意味、特徴などを分かりやすく説明しているページです。
経常収支は、FXをはじめ株式投資など、さまざまな取引を行う際の参考になる経済指標の一つです。
- 経常収支とは?
経常収支とは、他国との貿易や支援などで発生した収益と支出の差額を示す経済指標です。
経常収支は、おもに4つの海外取引から得られた収支データを統計したもので、1ヶ月単位や1年単位など、一定期間ごとに発表されます。
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経常収支の内訳 >
■ 貿易収支 : |
輸入と輸出を差し引きした金額 |
■ 所得収支 : |
日本企業が海外で得た利益と外国企業が日本で得た利益を差し引きした金額
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■ 経常移転収支 : |
発展途上国への経済援助や国際機関へ収めた金額 |
■ サービス収支 : |
日本人が海外旅行などで使った、宿泊代やショッピングなどの金額 |
それぞれの収支内容を見ると分かる通り、海外に出て行ったお金と、外国企業や外国人旅行者が日本で落としていったお金の差額が経常収支です。
仮に、経常収支がマイナスになれば貿易赤字となり、プラスになれば貿易黒字となります。
経常収支
マイナス(出て行ったお金の方が多い) ⇒ 貿易赤字
経常収支
プラス(入ってきたお金の方が多い) ⇒ 貿易黒字
経常収支が与えるFXへの影響は?
経常収支が与えるFXへの影響としては、貿易収支や所得収支がプラスになり、経常収支が黒字化すると、外国で得たお金を日本円に替えて持ち帰ることになりますので、円買いが進み、結果的に円高傾向になります。
反対に、たくさん輸入したり、海外旅行者が増えると、外国でお金を落とすことになりますので、円を外貨に替える円売りが進みます。
ですから、経常収支が赤字(マイナス)になると、円売り=円安を起こす要因となります。
経常収支が黒字
⇒ 円買いが進む ⇒ 円高になる
経常収支が赤字 ⇒ 円売りが進む ⇒
円安になる
【2009年−2011年 ユーロ圏・独・仏の経常収支 推移】 |
※各年ごとの列は、上から、ユーロ圏全体、ドイツ、フランスの経済収支をそれぞれ掲載しています。
経常収支の主な特徴 |
正式名称 |
経常収支 |
発表国 |
各国 |
重要度 |
− |
関連通貨 |
経常収支発表国 |
発表月 |
四半期(1-3月、4-6月、7-9月、10-12月)
※ユーロ圏、ドイツ、フランスは毎月 |
調査期間 |
3ヶ月単位
※ユーロ圏、ドイツ、フランスは1ヶ月単位 |
用語のカテゴリ |
経済指標 |
参考 : 貿易収支とは?
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