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FX(外国為替証拠金取引)のはじめ方 > 6月経済指標カレンダー > 経済指標スケジュール(9日)
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2011年6月9日(木)の経済指標発表スケジュールです。
このページでは、本日発表される予定の主要経済指標や会合などの開始時間などを紹介しています。
また、重要度が高く、注目されやすい経済指標は赤色で記載していますので、発表予定時間前後から、FX会社の情報やニュース、為替レートなどをしっかりチェックしておきましょう。
昨日(2011年6月8日)の主な為替の動き
昨日の外国為替市場では、バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長の前日での講演で、米経済の成長減速を認める発言がきっかけで、米ドル/円は一時80円割れとなり、1ヶ月ぶりに安値を更新しました。
また、米国の経済鈍化は世界経済の成長減速を招く可能性もあると懸念されたため、ギリシャ債務問題など複数の高債務国の問題を抱えるユーロや、経済成長の鈍化から、資源の輸出減につながる可能性がある資源国通貨など、多くの通貨が下落しました。
その一方で、リスク回避として引き上げられた資金は、安全資産と見られている日本円や米ドル、米国債などに流れたため、対米ドル取引や対円取引、米国債金利は上昇しました。
本日(2011年6月9日)の注目!経済指標
昨日の注目経済指標であった、米地区連銀経済報告(ベージュブック)では、日本の震災によって、生産用の部品などの供給不足を招いたため、米国の多くの地区で経済成長が減速したとの報告が行われました。
先日のバーナンキFRB議長の発言に加えて、さらに経済成長鈍化を懸念する材料が出たため、安全資産の米ドルと円は買い優勢となり、米ドル/円もそれほど下落幅は大きくなかったものの、ユーロ/米ドル、ユーロ/円などは、ベージュブックの発表以降、さらに下値を伸ばすことになりました。
さて、本日は、ニュージーランドや英国、欧州で政策金利の発表が予定されています。
また、日本の実質国内総生産(GDP)改訂値の発表に、米前週分新規失業保険申請件数の発表など、一日を通して注目したい経済指標発表が多く予定されていますので、東京市場〜欧州市場、NY市場の各時間帯で大きな動きがありそうです。
特に、欧州勢が加わる夕方17時頃からは、各経済指標の発表前後の時間とユーロ/円、ユーロ/米ドル、米国金利の動向にも注目したいところです。
【2011年6月9日(木) FX経済指標スケジュール】 |
↑:前回より改善、▼:前回より悪化
※発表時間は、日本時間で表記しています。
※各指標の発表時間は、状況によって変更になることがあります。
- ウェリントン市場: 午前5時頃〜
ニュージーランドにあるウエリントン市場の取引開始時間から、終了するまでの時間帯をおもに指しています。
ニュージーランドに続いて、オーストラリアのシドニー市場も開くため、“オセアニア市場”とまとめられることもあります。
東京市場: 午前8時頃〜
おもに、日本の首都・東京市場にて、売買が始まる時間から終了するまでの時間帯を指しています。
また、東京市場のほかに、香港取引市場やシンガポールなどの取引市場も開くため、“アジア市場”とまとめられることもあります。
欧州市場: 午後15時頃〜
おもに、ドイツ(フランクフルト)、スイス(チューリッヒ)、フランス(パリ)、イギリス(ロンドン)の取引市場が開く時間帯をまとめて欧州市場と呼んでいます。
特に、ロンドンフィクス(London Fix)と呼ばれる、ロンドン市場で最も取引が活発になりやすい時間帯(日本時間の深夜1時頃)は要注目です。
NY市場: 深夜22時頃〜
アメリカ合衆国の最大都市ニューヨーク州ニューヨーク市にある、NY取引市場の開催時間帯(日本時間の22時頃〜)を指しています。
ただ、日本時間の夜21時頃に、米経済指標の発表が多いため、一般的には、21時頃もNY市場時間帯として紹介されています。
なお、FXでよく聞く、ニューヨーククローズとは、このNY市場が終了する時間のことで、日本時間では午前7時(サマータイムは午前6時)を指しています。
ただ、FX会社によっては、ニューヨーククローズを午前5:45や午前5:55などと表示しているところもありますが、その理由は、メンテナンス時間を省いているためです。
参考 : 経済指標カレンダー【2011年6月】発表予定スケジュール一覧
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