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FX経済指標スケジュール 【2010年10月5日】


2010年10月5日(火)の経済指標です。


昨日の米ドル円は、欧州株やGLOBEX(シカゴの電子先物取引市場)のNYダウ先物が軟調に推移したことからリスク回避ムードとなり、83.20円付近まで下落しました。

その後、日経新聞が「5日の金融政策会合で日銀は資産担保証券(ABS)や国債などの購入資産拡大を軸に検討する見通し」と追加緩和措置について報じると、日銀の追加金融緩和への期待感から83.85円付近まで上昇。その後、買い戻しが一巡し、最後は83.37円で終了しました。


ユーロ円は、先週末にノーベル経済学賞受賞者のジョゼフ・スティグリッツ氏が「ユーロの先行きは暗い」と悲観的な発言を行ったことが尾を引いており、加えて、物医薬品大手のサノフィ・アベンティスが米バイオ医薬品メーカーのジェンザイムに買収提案をしたこともユーロ売りを誘い、対ドル、対円ともに下落しました。

その後も、アイルランド中銀が2010年GDP(国内総生産)見通しを従来予想の+0.8%から+0.2%に引き下げたことなど、マイナス材料が続き、最後は114.10円で終了しました。




本日の米ドル円は、日銀金融政策会合で追加金融緩和導入が予想されていますので、発表前後に大きな動きが見られそうです。


ユーロ円は、PIIGS(ポルトガル、イタリア、アイルランド、ギリシャ、スペイン)への懸念が一服し、米国の量的緩和への警戒心も高まっていることから、直近では上昇トレンドが優勢との見方が強まっています。




【2010年10月5日(火) FX経済指標スケジュール】


 重要度:高、 重要度:中
※前回・予想の( )内の数字は、後に発表された修正値です。
※各指標の発表時間は、状況によって変更になることがあります。



< FX初心者必見!主なFX用語を分かりやすく簡単に説明 >

■ 軟調(なんちょう)・・・為替レートがゆっくりと値を下げつつあること(=下落傾向)
■ 堅調(けんちょう)・・・為替相場が徐々に上昇しつつあること(=上昇傾向)
■ 推移(すいい)・・・時間が過ぎていくこと

■ 値を戻す・・・いったん急上昇や急落した後、急変前のもとの値段まで戻ること
■ 円転(えんてん)・・・外貨を日本円に替えること
■ リスク選好・・・景気が良くなりそうだから、積極的に投資を行うさま




参考 : 経済指標カレンダー 【2010年10月】発表予定スケジュール一覧
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