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FX(外国為替証拠金取引)のはじめ方 > 5月経済指標カレンダー > 経済指標スケジュール(6日)
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2011年5月6日(金)の経済指標発表スケジュールです。
このページでは、本日発表される予定の主要経済指標を紹介しています。また、前日のFXでの米ドル/円、ユーロ/円相場のまとめも掲載していますので、経済指標発表スケジュールとともに、FX取引の参考にして頂ければ幸いです。
前回の米ドル/円為替相場の動き
昨日の米ドル/円相場は、東京市場はこどもの日で休場。アジア市場から欧州市場にかけては、GLOBEXのNYダウ先物が堅調に推移しましたが、前日までの米経済指標悪化を背景に為替市場ではリスク回避ムードとなっており、軟調に推移しました。
欧州市場に入ると、GLOBEXのNYダウ先物や金・原油先物などの相場が下落したため、天然資源に乏しい日本なら、先物による影響が少ないとの見方から円が買われる動きとなり、一時80.20円付近まで続落しました。
NY市場に入ると、米新規失業保険申請件数が市場予想の41万件を上回り、47.4万件と大幅に悪化しましたが、ユーロを警戒して、対ユーロで米ドル買いが優勢となっていたことから、米ドル円も連れて上昇し、最後は80.14円まで値を戻して終了しました。
本日は、NY市場時間帯の21:30(東京時間)に、4月の米雇用統計の発表が控えています。
昨日発表された新規失業保険申請件数や、その前日の5月4日(水)に発表された4月米ADP雇用統計と、米雇用関連指標は大幅悪化が続いており、警戒心が高まっていいます。
結果次第では、さらに下値を探る展開も予想されるため、米雇用関連経済指標が発表される前後の値動きに要注目です。
前回のユーロ円為替相場の動き
昨日のユーロ円相場は、アジア市場から欧州市場にかけては、欧州中央銀行(ECB)理事会を控えて様子見ムードとなり、119.50円付近で小幅に推移しました。
欧州市場に入ると、独製造業受注指数が大幅に下振れしたことから、リスク回避のドル買いや円買いが進み、一時118.00円付近まで下落しました。
なお、次期追加利上げも期待されたECB理事会では、1.25%の据え置きとなり、まぁ予想通りの結果となったことから、反応は限定的となりました。
NY市場では、ECB理事会後にトリシェECB総裁による会見が行われ、今後の利上げに関する言及に注目が集まりましたが、次期利上げが高まる発言はなく、期待が後退したことから、対米ドルを中心にユーロ売りが優勢となりました。
また、NYダウや金・原油先物相場が下落したことも後押しし、ドル買いや円買いが進むと、最後は116.47円まで続落して取引を終えました。
今回のECB理事会では、追加利上げが期待できる発言はなく、来月に行われるECB理事会でも据え置きになるのではないか、との見方が強まっており、目先では売り優勢となる可能性があります。
また、先物市場が悪化していることもリスク回避要因になっているため、昨日に大幅下落した後の利益確定などのポジション調整が終わった後は、リスク回避の円買いが優勢となりそうです。
【2011年5月6日(金) FX経済指標スケジュール】 |
※◎ 重要度:高、△ 重要度:中
※前回・予想の( )内の数字は、後に発表された修正値です。
※各指標の発表時間は、状況によって変更になることがあります。
< FX初心者必見!主なFX用語を分かりやすく簡単に説明 >
■ 軟調(なんちょう)・・・為替レートがゆっくりと値を下げつつあること(=下落傾向)
■ 堅調(けんちょう)・・・為替相場が徐々に上昇しつつあること(=上昇傾向)
■ 推移(すいい)・・・時間が過ぎていくこと
■ 値を戻す・・・いったん急上昇や急落した後、急変前のもとの値段まで戻ること
■ 円転(えんてん)・・・外貨を日本円に替えること
■ リスク選好・・・景気が良くなりそうだから、積極的に投資を行うさま
参考 : 経済指標カレンダー【2011年5月】発表予定スケジュール一覧
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