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FX(外国為替証拠金取引)のはじめ方 > 3月経済指標カレンダー > 経済指標スケジュール(8日)
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2011年3月8日(火)の経済指標発表スケジュールです。
昨日の米ドル円は、リビア情勢の悪化から米長期金利への影響が懸念され、小幅に下落。欧州市場では、米格付け会社ムーディーズがギリシャ格付けを「Ba1」から「B1」に下げたことで、ユーロ円が下落し、ドル円も連れて下落しました。
NY市場に入ると、米長期金利の上昇幅拡大にサポートされ、一時的に82.25円付近まで反発。リビア情勢の悪化から原油高となり、NYダウも下落に転じると、対ユーロ、対豪ドルでリスク回避の米ドル買いが優勢になり、最後は82.23円で取引を終えました。
昨日のユーロ円は、リビア情勢の緊迫化や日経平均、GLOBEX(シカゴの電子先物取引市場)のNYダウ先物の下落を受けて、東京市場ではリスク回避の円買いが優勢。欧州市場に入ると、ムーディーズがギリシャの格下げを行い、見通しを「ネガティブ」としたことでさらにユーロ売りが強まり、一時は114.60円付近まで急落しました。
その後、GLOBEXのダウ先物が持ち直し、ECBの利上げ期待から再び115円台へと回復しましたが、NY市場に入り、リビア情勢の緊迫化を受けてNYダウが下落すると、リスク回避の米ドル買い、円買いが進み、最後は、114.88円で取引を終えました。
本日の米ドル円は、直接米ドルに影響する経済指標発表は予定されていないため、米長期金利やNYダウ、リビア情勢を背景とした原油取引の値動きに注目したいところです。
ユーロ円は、ECBの利上げ期待が高まっていた中、米ムーディーズによるギリシャ格下げによって、再び、欧州の高債務国の信用不安を蒸し返されたため、アイルランド、スペインなど、その他の高債務国に関する報道にも注意しておきたいところです。
【2011年3月8日(火) FX経済指標スケジュール】 |
※◎ 重要度:高、△ 重要度:中
※前回・予想の( )内の数字は、後に発表された修正値です。
※各指標の発表時間は、状況によって変更になることがあります。
< FX初心者必見!主なFX用語を分かりやすく簡単に説明 >
■ 軟調(なんちょう)・・・為替レートがゆっくりと値を下げつつあること(=下落傾向)
■ 堅調(けんちょう)・・・為替相場が徐々に上昇しつつあること(=上昇傾向)
■ 推移(すいい)・・・時間が過ぎていくこと
■ 値を戻す・・・いったん急上昇や急落した後、急変前のもとの値段まで戻ること
■ 円転(えんてん)・・・外貨を日本円に替えること
■ リスク選好・・・景気が良くなりそうだから、積極的に投資を行うさま
参考 : 経済指標カレンダー【2011年3月】発表予定スケジュール一覧
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