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FX(外国為替証拠金取引)のはじめ方 > 3月経済指標カレンダー > 経済指標スケジュール(7日)
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2011年3月7日(月)の経済指標発表スケジュールです。
先週末の米ドル円は、米景気回復への期待や米長期金利の上昇を背景に、リスク選好の米ドル買いが優勢となり、東京市場〜欧州市場にかけては、底堅く推移しました。
また、注目されていた米2月雇用統計については、非農業部門雇用者数は市場予想を若干下回ったものの、前月比では伸びており、民間部門雇用者数においても前月、予想とも上回る好結果となったことで、一時83.00円付近まで上昇しました。
ところが、その後はリビア情勢の悪化を受けて、安全資産の米国債へと買いが流れて下落。また、そのことから米長期金利が下落し、NYダウも下げ幅を拡大したことから、米ドル円も82.25円まで下落して、本日の取引を終えました。
昨日のユーロ円は、トリシェECB(欧州中央銀行)総裁が4月の利上げ実施の可能性を示唆したことから、ユーロ買いが優勢でスタート。その後、本邦輸出企業による売りが入り、一時114.90円付近まで値を下げる展開もありましたが、売り一巡後に反発。
また、NY市場に入ると、米雇用統計の指標結果を受けて米ドル円が上昇したことが波及し、ユーロ円も急騰。ところが、その後米長期金利が低下し、ドル円が下落に転じると、ユーロ円も連れて値を下げ、最後は115.00円で取引を終えました。
今週の米ドル円は、ECB理事会や米雇用統計など注目されていたイベントも終了しましたが、米経済指標の好結果やECBの利上げ観測への期待感から、リスク選好の流れとなっており、上値を試す展開が予想されます。
ただ、リビア情勢の緊迫化が依然として続いているため、慎重な姿勢を崩さずに取引したいところです。
ユーロ円については、欧州のインフレ・リスクを懸念した対応策として、4月にも利上げ観測が行われるのではないか、との期待感が高まっていることから、ユーロ買い優勢の流れが続きそうです。
【2011年3月7日(月) FX経済指標スケジュール】 |
※◎ 重要度:高、△ 重要度:中
※前回・予想の( )内の数字は、後に発表された修正値です。
※各指標の発表時間は、状況によって変更になることがあります。
< FX初心者必見!主なFX用語を分かりやすく簡単に説明 >
■ 軟調(なんちょう)・・・為替レートがゆっくりと値を下げつつあること(=下落傾向)
■ 堅調(けんちょう)・・・為替相場が徐々に上昇しつつあること(=上昇傾向)
■ 推移(すいい)・・・時間が過ぎていくこと
■ 値を戻す・・・いったん急上昇や急落した後、急変前のもとの値段まで戻ること
■ 円転(えんてん)・・・外貨を日本円に替えること
■ リスク選好・・・景気が良くなりそうだから、積極的に投資を行うさま
参考 : 経済指標カレンダー【2011年3月】発表予定スケジュール一覧
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