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FX経済指標スケジュール 【2011年3月14日】


2011年3月14日(月)の経済指標発表スケジュールです。


先週末の米ドル円は、東京市場中に発生した宮城県沖地震の影響を受けて円売りが強まり、米ドル円は一時83.30円まで上昇しました。売り一巡後は、利益確定のための円買いが優勢となり、欧州市場では82.00円付近まで下落。


NY市場に入ると、米経済指標の発表が行われましたが、影響は限定的でした。それよりも、日本の復旧需要を期待した米建設機械大手株が上昇したほか、中東での政府デモが悪化しなかったことや、本邦の輸出入企業による円買いが優勢となり、最後は81.88円まで値を下げて終了しました。



先週末のユーロ円は、東北沖地震の影響を受けて、本邦勢による円の買い戻しが進んだことから、一時112.95円付近まで急落。売り一巡後は、ユーロを買い戻す流れとなり、NY市場では、ミシガン大学消費者信頼感指数(速報値)が市場予想を大幅に下回ったことから、対米ドルでリスク回避のドル売りが優勢。

ユーロ円も連れて上昇し、最後は113.92円まで上昇して取引を終えました。




今週の米ドル円ですが、1995年に起きた阪神淡路大震災の時は、地震発生直後から急激な円高・ドル安が進み、3ヶ月後に市場最安値を記録したことがあったため、今回も下落する可能性があります。

また、海外のニュースでは、東北沖地震の二次災害とも言える、福島原発の放射能漏れに注目が集まっていることから、万が一有事が起きた場合には、一斉に円売りとなる可能性があります。



一方、ユーロ円の場合は、日経平均株価に注目が集まっています。元々、日本国債ほとんどは国内で保有されており、その補填として外貨建て資産を取り崩すのではとの見方もあることから、日経平均の下落が限定的となれば、円売りが落ち着く可能性があるのでは、とみられています。




【2011年3月14日(月) FX経済指標スケジュール】


 重要度:高、 重要度:中
※前回・予想の( )内の数字は、後に発表された修正値です。
※各指標の発表時間は、状況によって変更になることがあります。



< FX初心者必見!主なFX用語を分かりやすく簡単に説明 >

■ 軟調(なんちょう)・・・為替レートがゆっくりと値を下げつつあること(=下落傾向)
■ 堅調(けんちょう)・・・為替相場が徐々に上昇しつつあること(=上昇傾向)
■ 推移(すいい)・・・時間が過ぎていくこと

■ 値を戻す・・・いったん急上昇や急落した後、急変前のもとの値段まで戻ること
■ 円転(えんてん)・・・外貨を日本円に替えること
■ リスク選好・・・景気が良くなりそうだから、積極的に投資を行うさま




参考 : 経済指標カレンダー【2011年3月】発表予定スケジュール一覧
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