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FX経済指標スケジュール 【2011年1月7日】


2011年1月7日(金)の経済指標発表スケジュールです。


昨日の米ドル円は、米ADP雇用統計の好結果を背景に、米ドル買い優勢の流れを引き継いで始まりましたが、欧州時間に入ると、利益確定や本邦輸出企業による売りに上値を抑えられ、米ドル売りへと転じました。

NY時間に入ると、米新規失業保険申請件数が前回よりも下回ったものの、予想の範囲内との見解から下落は一時的なものとなり、最後は83.32円で取引を終えました。



昨日のユーロ円は、スペイン紙が、「中国は約60億ユーロのスペイン国債を購入する考えだ」と報じたことでユーロ買いへと進みましたが、その後、英デイリー・テレグラフ紙が「欧州委員会は、ユーロ圏の銀行破綻の費用負担を優先債券保有者まで拡大させる計画」と報じると、ユーロ買いから売りへと一転しました。

また、昨日発表されたユーロ圏の経済指標が予想を下回ったことや、翌日発表予定の米雇用統計への期待感も高まり、ユーロ売りに拍車をかけました。引けにかけては、若干反発したものの上値は重く、最後は108.37円で取引を終えました。




本日の米ドル円は、米雇用統計発表前後の値動きに要注目です。11月の雇用統計が前月比で大幅に改善されたこともあり、12月の指標発表には、さらなる期待感が高まっています。


また、5日に発表された米ADP雇用統計が市場予想を上回ったことも、米景気回復への期待感を高める要因になっていますので、対米ドルとのペアの為替の動きには要注目です。



ユーロ円は、PIIGS(ポルトガル、イタリア、アイルランド、ギリシャ、スペイン)を中心に欧州財政への警戒心が高まっているものの、本日は、世界一取引量が多い米ドルに影響力のある経済指標に注目が集まっていますので、ユーロ円もユーロ米ドルの動きをチェックしながら、取引を進めたいところです。




【2011年1月7日(金) FX経済指標スケジュール】


 重要度:高、 重要度:中
※前回・予想の( )内の数字は、後に発表された修正値です。
※各指標の発表時間は、状況によって変更になることがあります。



< FX初心者必見!主なFX用語を分かりやすく簡単に説明 >

■ 軟調(なんちょう)・・・為替レートがゆっくりと値を下げつつあること(=下落傾向)
■ 堅調(けんちょう)・・・為替相場が徐々に上昇しつつあること(=上昇傾向)
■ 推移(すいい)・・・時間が過ぎていくこと

■ 値を戻す・・・いったん急上昇や急落した後、急変前のもとの値段まで戻ること
■ 円転(えんてん)・・・外貨を日本円に替えること
■ リスク選好・・・景気が良くなりそうだから、積極的に投資を行うさま




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