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FX経済指標スケジュール 【2010年11月1日】


2010年11月1日(月)の経済指標です。


前回の米ドル円は、米第3四半期GDP(国内総生産)速報値の発表を控えていたことから、様子見ムードで始まりましたが、日経平均株価・中国株が下落すると、リスク回避の円買いが進み、一時80.53円まで下落。

NY時間には、米GDP速報値が発表され、予想を上回る結果となったものの、続いて発表されたミシガン大学消費者信頼感指数が予想を下回り、米国債利回りも低下したことから、最後は80.41円まで値を下げて終了しました。



ユーロ円は、欧州株やGLOBEX(シカゴ電子先物取引市場)のNYダウ先物が芳しくなく、独小売売上高も予想を大きく下回るなどのネガティブ材料が続いたことから、一時111.52円まで下落。

その後、NY時間にオバマ大統領が「アルカイダ系武装勢力が米国への攻撃計画を続けている」と指摘したことで米ドルへの警戒心が高まり、対米ドルで上昇。連れて米ドル円も上昇し、最後は112.10円で取引を終えました。




本日の米ドル円は、NY時間に米景況感を示す指標がいくつか発表されますので、指標発表前後に動きが見られそうです。

ただ、先週から、FOMC(米連邦公開市場委員会)の追加金融緩和が予想よりも大規模になるのでは、との観測が浮上しており、米国債利回りが低下すれば、米ドル円も連れて下落する可能性があるとの見方が強まっています。



ユーロ円は、ドイツの指標結果が予想を下回り、PIIGS(ポルトガル、イタリア、アイルランド、ギリシャ、スペイン)の国債利回りが上昇していることからも、少しずつ悪材料が増えており、徐々に下落トレンドへと進みつつあります。

また、米国でテロへの警戒心が強まっていることからも、リスク回避の流れが強くなっており、米ドル、ユーロともに対円で値を下げる可能性もあります。




【2010年11月1日(月) FX経済指標スケジュール】


 重要度:高、 重要度:中
※前回・予想の( )内の数字は、後に発表された修正値です。
※各指標の発表時間は、状況によって変更になることがあります。



< FX初心者必見!主なFX用語を分かりやすく簡単に説明 >

■ 軟調(なんちょう)・・・為替レートがゆっくりと値を下げつつあること(=下落傾向)
■ 堅調(けんちょう)・・・為替相場が徐々に上昇しつつあること(=上昇傾向)
■ 推移(すいい)・・・時間が過ぎていくこと

■ 値を戻す・・・いったん急上昇や急落した後、急変前のもとの値段まで戻ること
■ 円転(えんてん)・・・外貨を日本円に替えること
■ リスク選好・・・景気が良くなりそうだから、積極的に投資を行うさま




参考 : 経済指標カレンダー 【2010年11月】発表予定スケジュール一覧
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