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FX(外国為替証拠金取引)のはじめ方 > FXに役立つコラム > 外貨両替(コンバージョン)対応FX会社
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格安で外貨両替(コンバージョン)ができるFX会社 比較
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FX会社は、外貨を扱っている金融機関ですので、サービスが充実しているFX会社の中には、外貨両替をしてくれるところがあります。
ちなみに、FX会社での外貨両替の仕方には2パターンあります。
「現渡し/デリバリー」・・・FX取引をして買った通貨を売却せずに受け取る方法 「コンバージョン」・・・FX取引をせずに、単に外貨両替をする方法
FX会社では、このどちらかに対応しているか、または片方のみ対応しているところがあり、交換手数料などの費用もバラバラとなっています。
そこで、このページでは、コンバージョン(FXをせずに外貨両替ができるFX)に的を絞って、コンバージョンの手数料比較を行ってみたいと思います。
その前に、外貨両替に関する基礎知識を復習しておきましょう。
まず、円を外貨に交換するには、FX会社を利用する以外に、
・ 銀行で両替する
・ 空港で両替する
・ 金券ショップで両替する
といった方法がありますが、それぞれ何円の両替手数料がかかっているかご存知でしょうか。
例えば、2013年4月8日時点での米ドル/円の現在値は、98.34となっていますが、これを銀行、空港、金券ショップ、FX会社で現金交換すると、次のレートで両替できます。
・ 銀行(三菱UFJ銀行) : 1ドル=99.54円 (1.2円上乗せ)
・ 空港(Travelex) : 1ドル=101.15円 (2.81円上乗せ)
・ 金券ショップ(大黒屋) : 1ドル=100.51円 (2.17円上乗せ)
・ FX会社(マネックス証券FX) : 1ドル=98.55円 (0.2円上乗せ)
手数料が一番高い空港と一番安いFX会社では、2円以上も差があります。
仮に、1ドルだけ両替するなら、2円程度の出費でもまだ我慢できますが(苦笑)、海外に行く時に、たった1ドルしか両替しない人はまずいないはずです。
通常は、5万円や10万円など、ある程度まとまった金額を両替しますので、わずか2円の両替手数料でも、金額が大きくなるにつれて、あっという間に数千円、数万円単位に膨らんでしまいます。
なお、今紹介した交換レートは米ドルに円を両替する場合でしたが、為替手数料は通貨によって異なります。例えば、両替したい通貨がユーロや英ポンド、オーストラリアドルとなると、為替レートも次のように変わってきます。
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ユーロ |
英ポンド |
豪ドル |
基準為替レート
(参考:ロイター) |
127.89 |
150.85 |
102.05 |
三菱UFJ銀行 |
129.48
(+1.59円) |
155.19
(+4.34円) |
104.19
(+2.14円) |
空港(Travelex) |
131.54
(+3.65円) |
162.02
(+11.17円) |
110.71
(+8.66円) |
金券ショップ
(大黒屋) |
131.95
(+4.06円) |
161.11
(+10.26円) |
111.65
(+9.6円) |
FX会社
(マネックス証券FX) |
128.09
(+0.2円) |
151.05
(+0.2円) |
102.25
(+0.2円) |
最大ー最小の差額 |
3.86円 |
10.97円 |
9.4円 |
※2013年4月8日現在値のデータを元に算出しています。
※出金手数料は含んでいません。
どうでしょうか。通貨によっては一番高い手数料と一番安い手数料とで10円以上の差があります。
仮に、空港で1000ポンド分交換しようとすると、両替手数料だけで10,960円がかかりますが、FX会社ならば、わずか2,000円しかかかりませんので、8,000円以上節約できます。
8,000円もあれば、4人一家族でも1〜2回分の食事代は浮きますし、複数人分のお土産代を捻出することもできます。
特に、留学する場合は、教材代や学費など、節約しにくい費用が別にかかってきますので、両替手数料など無駄な費用は少しでも切り詰めたいところです。また、滞在中は両替の回数も多くなると思いますので、FX会社を利用しない手はないと思います。
※ 両替手数料は、1通貨あたりの料金です。
※ 最低単位とは、両替を申し込む時の最低数量のことです。
※ 出金手数料は、日本円以外の通貨で出金を行う時の手数料です。
※ 銀行で受け取る場合は、銀行側の処理するタイミングによって、着金の反映が遅れることがあります。
※外貨ex byGMO株式会社では、1000通貨未満の場合はコールセンターにて行います。1,000通貨以上の場合は、取引ツール画面で両替手続きが行えます。
こうしてみると、どのFX会社も最低取引単位は設定されていないか、1000通貨程度ですので、銀行よりもはるかに低い数量から両替できることがわかります。
また、それぞれのFX会社ごとに特徴を見てみると、両替手数料が安いのはスワップ金利しかかからない外貨ex byGMO株式会社ですが、マネーパートナーズFXの場合は、成田空港や羽田空港などで直接受け取ることが出来ますので、銀行の外貨預金口座への資金移動が不要、空港で直接受け取れるという便利さで見ると、マネーパートナーズFXも非常に優秀です(ただし、空港で受け取れるのは月に1回のみという利用上限があります)。
しかも、空港で受け取る場合の出金手数料も1回わずか500円ですから、金額を気にしなくて良いところも評価できます。
そして、どのFX会社で外貨を出金する場合も同じですが、出金先は日本の銀行の外貨預金口座のみとなっています。
※ フランとは、スイスフランのことです。
※ 豪ドルとは、オーストラリアドルのことです。
※ SGドルとは、シンガポールドルのことです。
- 両替手数料(為替手数料)とは?
両替手数料は、通貨を別の通貨に交換するときにかかる手数料のことです。FX会社や銀行など金融機関によっては、「為替手数料」と呼んでいるところもありますが、意味は同じです。
なお、両替手数料は、両替をする金融機関が設定している手数料ですから、利用するお店によって金額が異なります。
出金手数料とは?
出金手数料とは、外貨を出金する時にかかる手数料のことです。
普段、日本円を出金する時も、提携ATMや時間帯によって出金手数料がかかる場合がありますが、外貨も同じで出金手数料がかかる場合があります。
また、金融機関によっては、外貨を受け取る時に、入金手数料として「着金手数料」がかかることもあります。
外貨の場合は、着金手数料が2,500円などと高額手数料がかかることもありますので、事前に受け取り先の銀行などでも以確認しておくことをお勧めします。
< 事前にチェックしておきたい項目 >
・ 両替手数料(為替手数料)は何円なのか ⇒ FX会社で確認する
・ 出金手数料がかかる場合は、何円なのか ⇒ FX会社で確認する
・ 着金手数料がかかる場合は、何円なのか ⇒ 送金先の銀行で確認する
・ 外貨預金口座の管理手数料は何円なのか ⇒ 送金先の銀行で確認する
なお、FX会社で外貨に交換する方法として、このページの冒頭で少し紹介しましたが、もう一つ、デリバリーという方法があります。
デリバリーとは、取引中の通貨を売却せずにそのまま受け取るというもので、FX業界では、デリバリーのほかに、「現受け渡し決済」や「外貨受け渡し」、「現受け」と呼ぶこともあります。
「コンバージョン」・・・取引をせずに、両替だけ行うこと
「デリバリー(現受け渡し決済、外貨受け渡し)」・・・取引中の外貨を直接受け取ること
どちらも、外貨に交換できるという意味では同じですので、混同しやすいのですが、デリバリーの場合は、取引を始めた時と決済時(手放すとき)では、為替レートが異なる場合がありますので、両替手数料に加えて、スプレッド(買う時の値段と売る時の値段の差)とスワップ金利が影響してくる場合があります。
また、FX会社の中には、デリバリーには対応していますが、コンバージョンには非対応というところや、デリバリーとコンバージョンでは手数料が異なるところもありますので、利用する時は注意しましょう。
参考 : 外貨預金におすすめのFX会社
: FXと外貨預金の比較(違い)
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