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FX経済指標スケジュール 【2010年12月6日】


2010年12月6日(月)の経済指標発表スケジュールです。


先週末の米ドル円は、東京市場序盤では高値で開始したものの、本邦国内輸出企業による円買いが入ると、ジリジリと値を下げる展開になりました。欧州市場では、ECB(欧州中央銀行)の国債買い入れ観測から、ユーロ米ドルで米ドル売りが強まり、米ドル円も連れて83.50円付近まで軟調に推移しました。

NY市場では、注目の米雇用統計関連指標であった非農業部門雇用者数と失業率が市場予想よりも大きく下回る結果となり、期待感も高まっていただけに急落へと進みました。


また、バーナンキFRB(米連邦準備制度理事会)議長が「6000億ドル超の米国債買い入れを否定しない」とインタビューで答えたことで、米追加金融緩和観測が高まり、さらに値を崩す展開となったことから、最後は、82.59円まで下落して終了しました。



ユーロ円は、欧州時間に発表されたユーロ圏サービス部門購買担当者景気指数や、ユーロ小売売上高が予想を上回る結果となったことから、ユーロ買いが優勢となりました。また、ECB(欧州中央銀行)がポルトガルとアイルランドの国債を購入し、独国債利回りとのスプレッドが縮小すると、さらに上昇に弾みがつき、一時は111.10円まで上昇。

NY時間に入ると、米雇用統計結果が予想や期待感よりも大幅に悪化する結果となったことから、対ドルでユーロ買いが加速すると、ユーロ円も連れて上昇し、最後は110.80円で取引を終えました。




本日の米ドル円は、雇用統計が悪化したことや、FRBによる追加金融観測が行われるのではないかとの憶測も高まっていることから、再び値を崩す展開となりそうです。


ユーロ円は、米景気への不安が高まる一方で、PIIGS(ポルトガル、イタリア、アイルランド、スペイン、ギリシャ)諸国の対独国債スプレッドが縮小したほか、指標結果も好調だったことから、ユーロ米ドルを筆頭に買いが優勢となりそうです。




【2010年12月6日(月) FX経済指標スケジュール】


 重要度:高、 重要度:中
※前回・予想の( )内の数字は、後に発表された修正値です。
※各指標の発表時間は、状況によって変更になることがあります。



< FX初心者必見!主なFX用語を分かりやすく簡単に説明 >

■ 軟調(なんちょう)・・・為替レートがゆっくりと値を下げつつあること(=下落傾向)
■ 堅調(けんちょう)・・・為替相場が徐々に上昇しつつあること(=上昇傾向)
■ 推移(すいい)・・・時間が過ぎていくこと

■ 値を戻す・・・いったん急上昇や急落した後、急変前のもとの値段まで戻ること
■ 円転(えんてん)・・・外貨を日本円に替えること
■ リスク選好・・・景気が良くなりそうだから、積極的に投資を行うさま




参考 : 経済指標カレンダー【2010年12月】発表予定スケジュール一覧
    : 【総額31万7,450円】簡単!現金プレゼントキャンペーン [攻略法]
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