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目先の数字に騙されない!FXのスワップ金利の稼ぎ方
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スワップ金利とは、「2つの通貨間の金利の差」のことで、FXで利益を出す方法の1つです。
例えば、下の表はセントラル短資FXのスワップ一覧表ですが、米ドル対円の取引をすると、次のようにスワップ金利が発生していきます。
・ 買スワップ ・・・ 円で米ドルを買う ⇒ 17円のスワップ金利がもらえる
・ 売スワップ・・・ 米ドルで円を買う ⇒ 22円のスワップ金利を払うことになる
もちろん、好き好んで金利を払う取引をする人はいないと思いますが(笑)、なぜ売スワップまで載っているのかというと、あくまで為替差損で利益を上げることを目的にしているため、
“売り” から入ることもあるからです。
ちなみに、このスワップ金利がどのタイミングで発生するのかというと、ポジションを持って1日たった時です。
上の表で言えば、円で米ドルを買い、その状態で翌日まで持ち越すと、17円のスワップ金利が受け取れます。2日持ち越せば、34円の金利を受け取れることになります。
(注 : スワップ金利は、日によって変動します)
それでは反対に、米ドルで円を買うと逆のことが起こります。例えば、-22円となっていれば、1日経つごとに-22円を支払わなければならなくなります。
この流れから行くと、スワップ金利で利益を上げるには、次の3択が考えられます。
・ レバレッジを25倍など高めにして、大きな規模で取引する
・ スワップ金利の高い通貨を買う
・ 長期間持ち続ける
もちろん、全部合わせて多くの利益を狙うこともできますが(笑)、かなりハイリスクになります。なぜなら、レバレッジを高くすると、為替レートが1銭でも動くと振り子も大きく動きますので、損する額も得られる額も高額になります。
また、スワップ金利が高い通貨は、裏を返せば、金利を高くしないと買ってくれない、つまり、危険通貨である可能性が高いので、これまたハイリスクです(;^_^A。
ですので、なるべくリスクを抑えて取引を行うには、米ドルやユーロなど、安定した通貨を長期間持って、コツコツとスワップ金利を受け取っていくのが一番安全ということになりますよね。
それでは、実際にスワップ狙いでFXをする前に、次のことをチェックしておきましょう。
知ってのとおり、FXを行うと、売買手数料とスプレッドがかかります。この2つの費用は、利用するFX会社によって違いますから、なるべく安い会社を選ぶに越したことはありません。
ただ、FX会社によって違ってくるのは、手数料やスプレッドだけではありません。実は、スワップ金利も違います。
ですので、スワップ金利で利益を上げるなら、手数料が安いかどうかだけでなく、スワップ金利の値段も確認しましょう。
また、このことに注意してFX会社を比較していくと、次のような疑問にぶつかることがあると思います。
・ スワップ金利は 高い けど、売買手数料やスプレッドも 高い FX会社
・ 売買手数料やスプレッドは 安い けど、スワップ金利も 安い FX会社
では、どちらが良いのだろう?
私なら、前者の両方とも高いFX会社を選びます。
というのも、スワップ金利は、ポジションを持ち続ける限り、継続的にもらえるものですが、売買手数料やスプレッドは、売買した時の往復2回しかかからないからです。
例えば、スワップ金利も手数料も高いA社と、スワップ金利も手数料も安いB社を比較してみましょう。それぞれの取引単位は1万単位で、以下の内容で取引します。
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A社 |
B社 |
スワップ金利 |
600円もらえる |
500円もらえる |
売買手数料 |
500円かかる
(1通貨あたり5銭) |
無料 |
スプレッド |
400円かかる
(1通貨あたり4銭) |
200円かかる
(1通貨あたり2銭) |
この状態で、30日ポジションを持ち続けました。
【A社】
(600円×30日間) − {(売買手数料500円+スプレッド400円) × 往復2回分}
= 16,200円の利益
【B社】
(500円×30日間) −{(売買手数料0円+スプレッド200円) × 往復2回分}
= 14,600円の利益
どうでしょうか(*^^*)。
比較すると、スワップ金利も売買コストも高かったA社の方が、B社より【1,600円】プラスとなりました。
ですので、最初と最後の2回しかかからない手数料は高くとも、継続的に高いスワップ金利がもらえる方がお得です。
もちろん、売買コストは安いに越したことはありませんので、理想としては、スワップ金利は高くて、売買手数料とスプレッドは格安なFX会社を選ぶに越したことはありませんけどね(^^ゞ。
ちなみに、お薦めとしては、売買手数料完全無料+スプレッドは安く、スワップ金利は高めの、まさに理想的な外為オンライン、スプレッドはドル円は1銭と並ですが、スワップ金利が平均より高いセントラル短資FXがお薦めです。
また、情報収集用としては、海外株式の取引ができることから、米ドルに関する為替情報、市況・ニュースが豊富なヒロセ通商FXやSBI証券FXの口座も持っておくと便利です。
もちろん、どのFX会社、証券会社も口座開設料、口座維持手数料はかかりませんので、安心して下さい(*^^*)。
参考 : FX会社 パーフェクト比較
: スイスフラン 低金利通貨の使い方
: FXで稼ぐために、無料為替情報サービス(ツール)を活用する!
: 有料為替情報はタダで見る!FX会社を徹底活用
もし宜しければ、「FX(外国為替証拠金取引)のはじめ方」を
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