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どっちがお得?銀行とFXではじめる外貨預金の比較


外貨預金というと、銀行でしか扱っていないイメージがありますが、FX会社でも同じように外貨預金を行うことができます。


特に、外貨預金に向いたFX会社を利用すれば、売買手数料もより安く、良い条件で運用することができますのでお勧めです。



・・・っと、その前に、まずは、銀行とFX会社の外貨預金を比較してみましょう。



どちらの金融機関で外貨預金を行ったほうが、より利益を得やすく、メリットが大きいのか。

下の表では、FX会社の中でも、特に外貨預金に適したマネックスFXと、日本国内大手の三菱東京UFJ銀行で、米ドルの外貨預金を行った場合の比較データです。




マネックスFX 三菱東京UFJ銀行

※為替手数料、預金金利は、米ドルの金額を掲載しています。
※預金金利は、銀行の計算方法に合わせて、1年を360日として計算しています。
預金金利スワップポイントは、日によって変動しますので、現在の金利を確認するには、各公式ホームページをご覧下さい。




為替手数料の比較

上の比較表を見たときに、まず最初に目に付いたのが、為替手数料の違いではないでしょうか。

FX業界では、為替手数料に相当する手数料を、売買手数料と呼んでいますが、FX会社の価格競争が激化したことにより、今やほとんどのFX会社で売買手数料は無料になりました。



「でも、どちらも小額だからいいんじゃないの?」



と思った方もいるかもしれませんが、FX会社や銀行で外貨取引を行うときは、最低取引単位以上で行うこと、という条件があります。


これは、「取引する時は、最低いくらからしか申し込みできませんよ。」というルールなのですが、マネックスFXの場合は、最低取引単位が1,000通貨以上、三菱東京UFJ銀行の外貨 定期預金の場合は、10万円相当額以上となっています。



そうすると、1ドルだけの売買なら為替手数料も2円で済みますが、取引単位が1,000単位や10万円相当になってくると、当然、手数料も増えていきます。



仮に、マネックスFXと、三菱東京UFJ銀行で、それぞれ1万ドルの外貨預金を行った場合、為替手数料は次の金額になります。


【マネックスFX】 無料

【三菱東京UFJ銀行】 1万ドル×2円(為替手数料)= 20,000円



もはや差額を出さなくても、ひと目で比較できると思いますが(笑)、それぞれの為替手数料を比較してみると、次の結果になります。


差額 :20,000円 − 0円 = 20,000円


どうでしょうか。もの凄い差ですよね!?



しかも、銀行の為替手数料は、外貨預金を申し込む時と、解約する時の2回必ず徴収されますので、上の例でいくと、正確には、20,000円×2回分の手数料がかかることになります。


一方、FXの場合は、買うときも売るときも売買手数料は完全無料のところがほとんどですので、手数料は気にせずに、外貨預金を行うことができます。





外貨預金の金利比較

そもそもFX会社には、外貨預金という商品はないのですが、レバレッジを1倍にすることで、銀行の外貨預金と同じことができます。


例えば、FX口座に10万円を入金したら、10万円分の米ドルを保有することで、外貨預金と同じように、預金金利(FXではスワップ金利と呼びます)で稼ぐとことができるのです。



となると、銀行でもFX会社でも、預金金利はだいたい同じぐらいになりそうですが、そこは違います(笑)。



どのぐらい違うのかと言うと、マネックスFXと三菱東京UFJ銀行で、1年間、10万米ドルの外貨預金を行った場合、受け取れる金額は、次の金額になります。



マネックスFX (スタンダード) 7,200円 (1ドルにつき2円)
三菱東京UFJ銀行 (外貨 普通預金) 1,000円 (年利0.01%)
・ 三菱東京UFJ銀行 (外貨 定期預金) 1,000円 (年利0.01%)




また、FXの場合は、定期預金のように、取引期間を制限されたり、長期的に拘束されることがありませんので、好きなだけ高金利の通貨を持ち続けたり、手放したり出来ます。


仮に、保有中の通貨国にトラブルが起こった時には、インターネット上からすぐに決済(手放す)できますので、リスクコントロールがしやすいというメリットもあります。



銀行の場合は、普通預金でも定期預金でも、まず、外貨預金の手続きは店頭の営業時間と連動していますので、平日の午前8時〜午後15時までとなっています。


ですので、もし、週末に保有中の通貨国でテロが起きたりしても、すぐに売却できないとというリスクを伴います。





外貨預金 保証制度の比較

銀行の外貨預金ならば、なんとなく安心というイメージがあります。

日本の銀行には、創業何十年と歴史がある銀行がたくさんありますし、最大1,000万円まで保証される、預金保険制度(通称:ペイオフ)という制度もあります。


ところが、外貨預金は預金保証制度の対象外ですので、仮に外貨で運用中の銀行が倒産すると、外貨で預けていたお金は戻ってこない可能性が高いです。

一方、FX会社では、預かったお金を外部の金融機関で分離管理しなければならない法律があるため、お客様から預かったお金は、FX会社ではなく、大手銀行や信託銀行で管理されています。


ですので、仮に、運用中のFX会社が破綻した場合は、預け先の信託銀行を通じて、返金される仕組みになっています。



なお、銀行の外貨預金もFX会社で外貨取引を行う場合も、預けたときより満期時の値段の方が悪ければ、為替差損による元本割れを起こしますので、為替リスクは、どちらも同じです。





税金の比較

だんだん細かい比較になってきましたが(笑)、大事なことですので、ついでに知っておくと良いと思います(^^ゞ。


FXと外貨預金では、税金の徴収のしかたが違います。


まず、FXで得た利益は、雑所得という分類に入り、1年間の雑所得の合計が20万円以上だった場合、または、毎年、自分で確定申告を行っている場合は、3月に申告をします。



分かりやすく言うと、ようは、昨年1年間の収入を報告する報告書なのですが、これをうっかり忘れてしまうと、申告漏れ、さらに隠したりすると脱税となり最大40%の追徴課税を課せられますので気をつけましょう(;^_^A。


ちなみに、もし、売却せずに取引中の通貨を翌年に持ち越した場合や、1年間の雑所得が20万円以下の場合は、確定申告の必要はありません。




一方、銀行の外貨預金には、2種類の税金がかかります。


一つは、外貨預金の金利にかかる税金で、もう一つは、為替差益で利益が出たときにかかる税金です。



まず、外貨預金で受け取った金利にかかる税金は、源泉分離課税といって、確定申告は必要ありませんが、お金を受け取る時には、すでに20%分の税金が引かれた状態になっています。


そして、為替差益で利益が発生したときは、FXと同じく、雑所得になりますので、他の雑所得と合わせて年間20万円以上になると、確定申告の手続きが必要になります。


項目 FX 銀行
預金金利 雑所得 源泉分離課税
為替差益 雑所得





これまで、外貨預金に関わる、手数料や金利、税金といった数字について比較してきましたが、FX会社のイメージがずいぶん変わってきたのではないでしょうか。



銀行で外貨預金を行う最大のメリットは、“信用力”です。



まだほんの数年の歴史しかないFX会社に比べると、銀行には、何十年もの歴史と実績、信用力があります。だからこそ、銀行に安心してお金を預ける(貸す)人はたくさんいます。




守るお金については、信用力のある金融機関に預けるに越したことはありませんが、外貨預金のように、高金利で稼ぐことを目的としたお金については、どれだけ余計なコストを省いて、たくさんの利益を増やせるかが重要になってきます。


その時に、FXには、何千円、何万円もの取引コストを抑えられるだけでなく、高金利で、好きなタイミングで取引できるというメリットもありますので、FXは外貨預金を目的とした取引にもオススメです。





参考 : FXと外貨預金の比較(違い)
      : 外貨預金におすすめのFX会社



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