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FX(外国為替証拠金取引)のはじめ方 > FX(外国為替証拠金取引)で国際分散投資
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FX(外国為替証拠金取引)とはでも説明したように、FXは、海外のお金に投資して、利益を出す投資商品です。
つまり、日本の「円」以外の外貨(海外のお金)を購入すれば、簡単に、国際分散投資ができてしまいます。
その国のお金の価値は、需要と供給によって値段が決められますから、単純に考えれば、人気がある通貨は値段が高く、人気がない通貨は、値段が安くなります。
日本国内で生活している場合には、円高(円の値段が高くなる)・円安(円の値段が安くなる)なんてことを実感することは、ほとんどありませんが、例えば、海外旅行に行った時には、これを痛烈に実感することになります。
例えば、こんな話。
<始まり>
地下鉄初乗り1000円!=英ポンド、対円で高騰
【ロンドン17日時事】ロンドン外国為替市場で17日、英ポンドの対円相場が上伸し、一時16年ぶりに1ポンド=250円を突破した。日英両国の金利差が、ポンド相場上昇の背景。
ロンドンの地下鉄初乗り料金(4ポンド)は、円換算で1000円を超え、日本人観光客や円を基準に給料を受け取る駐在員からは、日本との価格差の広がりに、悲鳴も上がっていた。
(7月18日6時1分配信 時事通信)
<終わり>
簡単に説明すると、円安が進んだため、イギリスのロンドンの地下鉄の初乗り料金が、日本円で計算すると1,000円(1ポンド=250円)になったということです。
日本国内で考えれば、地下鉄の初乗りが1,000円なんて考えられないことですが、為替レート(取引値)によって、その国の通貨の値段を決めている国際間では、こういう事態が起こってしまっても、驚くことではありません。
では、今から何年も前に、「これからポンドの値段が上がる」と思って、まだポンドが安い時に日本円でポンドを購入していたら、どうなっていたでしょうか?
仮に、その時の為替レートが、1ポンド=100円だったとします。そして、その人は10,000ポンド(100万円分)を購入していたとしましょう。
その人が、1ポンド=250円である今、ポンドを円に変えたとしたら、150万円もの利益が出ていたということです。
今の例は、利益が出たという話でしたが、では今度は、仮に、日本が経済破綻したとしましょう。すると、アナタが日本の銀行に預けている日本円の価値は、著しく低くなってしまいます。
しかし、海外のお金に投資をしていれば、たとえ、日本円がダメになったとしても、投資していた海外のお金があるので、国が破綻したからと言って、アナタまで経済破綻することはありません。
というよりむしろ、この状況で海外のお金を円に替えれば、アナタは大金持ちになるのです。なぜなら、日本円の価値が著しく低い時に、アナタは日本円の何倍もの価値を持つ海外通貨で日本円を買うことができるからです。
この例から分かるように、FXで国際分散投資をやることで、「日本」という国に起こるリスクを減らすことができるのです。
「私はずっと日本に住むつもりだから、関係ない」
と思う方がいるかもしれませんが、もし仮に、アナタがアメリカ人だったとして、自分の資産の100%を日本円で持っているとしたら、とても恐く感じませんか?
こうやって客観的に見ると、国際分散投資の重要性が見えてきますよね(;^_^A。
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