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FX(外国為替証拠金取引)のはじめ方 > FXに役立つコラム > 初心者でもわかるFX会社選びのコツ
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「日本のFX会社は、投資が盛んなアメリカより多い」
と言われるように、日本にはたくさんのFX会社があります。例えば、当サイトで紹介しているだけでも40社以上あり、商品の一つとしてFXを扱っている証券会社やネットバンクなども合わせると、100社以上になります。
これでは、せっかくFX会社に口座開設をしようにも、何を基準に選べばよいのか分かりませんし、調べれば調べるほど、どのFX会社も同じに見えてきて、迷ってしまう人も少なくないのではないでしょうか(;^_^A。
僕もはじめは、まったく違いが分からず、とりあえず、口座開設キャンペーンが魅力的なFX会社から、口座開設を行ったのを覚えています(笑)。
ほとんどのFX会社は、口座開設手数料や、口座管理料がかかりませんので、僕のように、FX口座開設キャンペーンを行っているFX会社から開設してみるのも良いと思いますが、長期的に利用するためには、どういった基準で選べばよいのかをこのページでは紹介したいと思います。
- 売買手数料
まず、FX会社を選ぶ時に一番最初にチェックするのが “売買手数料” だと思います。
FX(外国為替証拠金取引)を行う時は、取引に必要な種銭以外に、売買手数料+スプレッドの2種類の売買手数料がかかります。
しかも、この手数料の金額は、FX会社によって無料〜1,000円とかなり開きがあり、選ぶ会社によってコストのかかり方がまったく変わってきます。
仮に、10回の取引を行った場合を比較すると...
■完全無料のFX会社 : 10回 × 0円 = 0円
■1,000円のFX会社 : 10回 × 1,000円 =10,000円
つまり、売買手数料だけで10,000円もかかった人と、逆に10,000円も節約できた人がいることになります。ものスゴい差ですよね...(;^_^A。
ですので、まずは売買手数料とスプレッドの料金を比較していくと、いくつかのFX会社に絞ることができます。
参考 : FX会社パーフェクト比較「手数料比較」
- レバレッジ
続いて、注目したいのはレバレッジです。FXで利益を得る方法として、一つはレバレッジを活用する方法があります。
レバレッジを利用すれば、小さな資金で大きな金額の取引が行えますので、利益が出るとレバレッジの倍率に比例して金額も大きくなります。
ただし、その反対に損した時もレバレッジの倍率に比例して資金が減ることになります。
低レバレッジ |
⇔ |
高レバレッジ |
(掛け率を低く設定できる) |
(掛け率を高く設定できる) |
得られる額は小さいがローリスク |
得られる額は大きいがハイリスク |
ですので、まずは、このレバレッジによって自分の資金がどう増えたり減ったりするのか感覚をつかむために、低いレバレッジが利用できるFX会社を選ぶことをおすすめします。
...と言っても、あまりに低いレバレッジを選ぶと、FXの最低取引単位は1,000〜10,000通貨ですので、今度はたくさんの種銭を用意しなくてはならなくなります。
例)
レバレッジ : 1倍
最低単位 : 10,000通貨
取引通貨 : ドル/円 (1ドル 105円の場合)
必要証拠金 : 10,000 × 105円 = 105万円 + 売買手数料など
ですので、せめて10倍程度のレバレッジから始められると、最低取引単位が1万通貨だったとしても、その10分の1の証拠金で取引できますので、これぐらいのレバレッジが使えるFX会社がよいでしょう。
もちろん、余剰資金に余裕があれば、もっと低レバレッジから始めるに越したことはありません(^^ゞ。
参考 : FX会社パーフェクト比較「レバレッジ比較」
- 預金の保証
FX会社では、お客様から預かった証拠金と自社の資金とを別々に管理する「分別管理」が義務付けられています。簡単に言うと、お客様と自分とこの財布は別々に管理しなさいね、ということです(笑)。
なぜ、分別管理が必要になったかというと、この法律が出来るまでは財布を一緒にしている会社が多く、顧客のお金を勝手に運用して失敗・倒産したり、持ち逃げするなどのトラブルが多発していました。
ですので、そういったトラブルを防ぐために、分別管理が義務付けられるようになったのです。
ただ、理屈から考えると、金庫さえ別々にしておけば、「分別管理」とみなされるわけですから、もし、FX会社が倒産したら、同じ社内で管理していたお金はすべて差し押さえの対象となり、没収されてしまいます。
そこで、そういった最悪の事態も回避するために、FX会社の中には、預かったお金を外部の信託銀行などに管理してもらう「信託保全(しんたくほぜん)」を採用しているところが増えてきています。
信託保全を分かりやすく言うと、お客様の財布は銀行に管理してもらって、自分とこの財布は自分たちで運用管理するということです。
もし、信託保全を行っているFX会社を利用しておけば、仮にそのFX会社が倒産したとしても、預けたお金は別の会社が保管していますので、保証されます。
ちなみに、保証の対象となる通貨や保証金額の上限などは、預け先によって異なる場合があります。
ただ、少なくとも、何の保証もないFX会社よりは、信託保全を採用しているFX会社の方が安心ということは分かりますよね(*^^*)。
以上、「売買手数料」、「レバレッジ」、「信託保全の有無」の3つのポイントを抑えると、どんなFX会社が安全で、売買手数料や利用リスクを抑えられるかが分かると思います。
- 賢いFX会社びのポイントは...
1.売買手数料が安いかどうか
2.低レバレッジから始められるかどうか
3.信託保全を採用しているか
もし、下記のようなキャッチコピーを見たら、いま挙げたポイントを確認してみると、FX会社選びのよい判断材料になりますので、ぜひチェックしてみてくださいね(*^^*)。
「売買手数料無料」
⇒ じゃあ、スプレッドはどうなの?
売買手数料がタダでもスプレッドが高いのでは?と確認してみる。
「高レバレッジを採用」
⇒ 確かに、高レバレッジなら少ない金額から始められるけど、リスクは高くなるよなぁ。
それなら、低レバレッジは何倍から利用できるんだろう、と確認してみる。
「分別管理で安心」
⇒ 信託保全は採用しているのだろうか。
また、もし信託保全を採用しているなら預け先はどこだろう、と確認してみる。
参考 : 初心者におすすめのFX会社
: 分離管理と信託保全とは?
もし宜しければ、「FX(外国為替証拠金取引)のはじめ方」を
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